|
|
|
比呂子
|
|
はじめまして、田中比呂子と申します。どうぞよろしく。
|
|
|
|
佐々木 |
|
こちらこそ。
営業課長の佐々木です。さあ、どうぞ。
おかけください。田中さんは |
|
|
山本君の紹介でしたね。 |
|
|
|
比呂子
|
|
はい、中学、高校と、ずっと同じ学校でした。私は女子大にまいりましたので、大学
|
|
|
時代は、ほとんど、会う機会がございませんでした。あのう、これは履歴書でござい |
|
|
ます。どうぞ。
|
|
|
|
佐々木
|
|
はい、拝見します。あ、そうそう、山本君から聞きましたが、高校時代に
|
|
|
アメリカに行っておられたそうですね。
それでは英語は得意中の得意でしょうね。
|
|
|
|
比呂子
|
|
はい、どうにか、アメリカでの生活には事欠かない程度に上達しました。
|
|
|
|
佐々木
|
|
そうですか。
ええと、この履歴書によると、昭和58年の秋から一年間 カリフォル |
|
|
ニアの高校に、AFSの留学生として行っておられたわけですね。 |
|
|
|
比呂子
|
|
はい。ストロベリーフィールズ・ハイスクールという公立の高校に行っておりまし |
|
|
た。 |
|
|
|
佐々木
|
|
イギリスのストロベリーフィールズなら、ビートルズの歌で聞いたことがあります |
|
|
が、これはカリフォルニアですか。 |
|
|
|
比呂子
|
|
はい。サンフランシスコから北に60マイル、えーと、約100キロ位の所にある
|
|
|
小さないなか町でございます。今年の春、五年ぶりに、通訳として日本ペンクラブの |
|
|
有名な作家のお伴をする機会がございまして、ついでに、ストロベリーフィールズに
|
|
|
も寄ってまいりました。懐かしいホームステイの家族や、先生方にも会ってまいり |
|
|
ました。
|
|
|
|
佐々木
|
|
若い時に、思い出の種をまいておくのは、いいことですね。で、えー、東京女子大 |
|
|
で、英米文学を専攻されて、今年の3月に卒業・・・と、あ、すると、うちのワイ |
|
|
フの後輩ですね。もっとも、卒業年度は田中さんは平成元年となっていますから、歳 |
|
|
はちょうど一回り違うようですが・・・
。それで、大学では何かクラブに入っておら |
|
|
れましたか。 |
|
|
|
比呂子
|
|
はい。
その時は小説家志望でしたから、文芸部に入って、へたな推理小説ばかり書い |
|
|
ておりました。 |
|
|
|
佐々木
|
|
スポーツは何かなさっていますか。 |
|
|
|
比呂子
|
|
はい。
冬はスキー、夏は登山によくまいります。 |